花豆の栽培日記「つぼみ」
早すぎる?花豆のつぼみから思うこと
年々平均気温が高くなっているのでは?
・・・とかんじられるようになってきたことと、
収穫期間の幅をひろげることができるかな?
という考えから、
播種の時期を早めて栽培を試みた第一弾モノの花豆に、
今朝つぼみがつきました。
播種の時期を早めて栽培をしてみたモノであることと、
このところの例年より高い気温が続いたのが理由でしょうか、
この時期につぼみがついたのにはちょっとビックリです。
今年は全国的にも
5月なのに30℃を超えるくらいの猛暑日になるなど、
この時期としてはありえないくらいの高温になっていますよね。
みなさんのお住まいの地域でも
このところ暖かい日が続いたのではないかと思いますが、
標高約900mにあるわが農園も、
この時期の最低気温はだいたい例年だと6℃前後、
最高気温は20℃前後くらいです。
ところが今年は、
最低気温15℃前後、最高気温25℃前後。
しかも、
ここ約1ヶ月間まったく雨の降らないカラッカラの干ばつ状態です。
これでは、
ニュースでよく聞く「冬に桜が咲いちゃった!」みたいに、
作物の成長に異変がでるような事態がおこるのも無理ありません。
そんな気象の変化にも対応しながら
上手に野菜を作るのはほんとうに難しいことです。
去年はこうやってうまくできたけど、
今年は同じようにやってもダメだったなんてことは
しょっちゅうありますからね。
たとえば、
1つの野菜とってもいろんな「品種」というのがあるんですが、
玉レタスを例にあげると、
春まき:シスコ、オリンピアなど
夏まき:オーガスタ、カイザーなど
秋まき:ニューサリナス、シスコなど
・・・といった具合に、
時期に適した品種というものがあります。
時期に適した品種を選択して栽培しないと、
玉レタスなのに玉状に結球しないで終了してしまう
なんてことがあるんです。
逆に、
品種が適切であったにもかかわらず、
異常気象によってその時期に合っているはずの品種が、
まったく気候にマッチしないで結果モノにならなかった
・・・なんてことだってあるんです。
このように気象の変化にも対応しながら
上手に野菜を作るのはほんとうに難しいことです。
そんな苦難を乗り越えながらできあがった野菜たちも、
上手にできなかったために●協などでは、
規格外となって捨てられる運命になる野菜たちがいます。
私たちの生きるための栄養源となってくれるために成長してきた野菜たちが、
形が悪いからとか、小さいからとか、
そんな理由で捨てられるってなんかおかしいと思いませんか?
気象の変化に耐えながらも必至に生育して生き残ってきた
大地の恵みのパワーをいただけることに
もっと感謝しないといけないんじゃないかと私はおもいますが・・・。
今回は、
早すぎる?花豆のつぼみを見て、
日頃思っていたことをつい綴っててしまいました。