花豆の育て方「畑の準備」
花豆畑の準備はどうやるの?
花豆の栽培シリーズ第1弾の今日は、
「花豆畑を準備しよう!」ってお話しです。
①畑づくりの概略
花豆の畑づくりは、
幅6尺(約1.8m)の床の両端に、それぞれ1本ずつ合計2本の畝を立てて、
トンネル状に支柱を立てるという作業になります。
畑づくりの鉄則ともいわれているとおり、
花豆の畑づくりにかんしても植え付け作業の1~2週間前くらいまでに、
完熟たい肥・化成肥料・土質によっては石灰などをまいて、
これらを土壌になじませておいてから畑づくりを始めるのがいいですね。
ちなみにわが農園では化成肥料はつかわず、
「廃菌床」や「自家製たい肥」、「緑肥」などを入れるだけで終了しています。
②畝立て
畝は、排土板のついた耕運機などで溝を掘るように1往復して1畝つくるやり方で、
幅6尺(約1.8m)の床の両端を2往復して2畝をつくります。
マルチャーでもあれば一発でできるんですけどね・・・。持ってないんです。(悲)
ビニールマルチを使う場合は、
幅広に畝を立てたらよくある135cm幅などのマルチを使えばいいですし、
わが農園のような小型の耕運機で幅狭の畝しか立てられないなら、
75cm幅などの幅狭のマルチを張れば完成です。
(135cm幅のマルチを筒ごと半分に切るって方法もありますよ。)
ビニールマルチはご存知のとおり、
地温の上昇効果(黒マルチ)、地温抑制効果(白黒マルチ)、
水分の維持、雑草の抑制効果など、
さまざまな利点があるために非常に重宝されているアイテムです。
はじめて花豆をつくる場合には、
このような便利アイテムのマルチを使うのが効果的でしょうね。
普段わが農園ではビニールマルチを使わないのですが、
今回はこの記事でビニールマルチのお話もしたかったので、
せっせとマルチを張ってみました。
そして黒マルチを張った理由も、
「地温の上昇と除草の抑制を目的に黒マルチにしてみました。」
・・・と、カッコよくいいたいところですが、
倉庫にあった使っていないマルチがたまたま黒だったので、
黒マルチにしただけです。(テキトーすぎでスミマセン・・・。)
③支柱立て
支柱は、花豆のつると葉っぱが想像以上にガンガン生い茂りますので、
画像のようなできるだけ背の高いものを立てるようにしましょう。
低い支柱をつかってしまってさらに狭い株間なんかでつくってしまうと、
風通しが悪くなって花豆の出来がよくなりません。
しかも雨降りの多い年になってしまったら、
実がカビちゃうこともありますから、
できるかぎりダイナミックにつくるようにしましょう。
支柱の頭部と足元には、まっすぐなパイプを紐でとめて強度を増やし、
ネットを張るときに紐でとめられるようにしておくといいでしょう。
④ネット張り
あとは支柱にネットを張って終了です。
今回は、
幅3.6m✖長さ18mの「きゅうりネット」という名称で売られているネットを
使って支柱にかぶせるように張りました。
以上、
花豆の栽培シリーズ第1弾の「花豆畑を準備しよう!」ってお話しでした。
少しでもみなさんの花豆栽培の参考になれば幸いです。