花豆の栽培日記「さや」
花豆に「さや」がつきました。
播種の時期を早めて栽培を試みた
第一弾モノの花豆に「さや」がつきました。
花が咲いたあと、
めしべの基部の子房からニョキ~っと膨らんでできてくるものが
花豆の「さや」になります。
花豆は、
標高700m以上の高地な寒冷地でしか栽培できないことで有名ですが、
標高の低い地域だと、
どうやら花が咲いたあとはこのようにならず、
ただポロッと花びらが落ちて終わってしまうそうです。
ただ、
今回の播種の時期を早めて栽培を試みたモノが、
これだけ順調に生育してくれていることをみると、
温暖化や季節外れの高温など、
自然環境の変化をどうしても実感してしまいます。
きのうも近所の玉レタス畑で、
玉状にならずにとう立ちしてしまって
野菜がものにならずに出荷できなくなってしまっていました。
暑い時期から涼しくなっていく時期に適したもの、
寒い時期に植える早生もの、
雨の多い時期に適したものなど、
玉レタスひとつとっても、
あらゆる時期に適合した品種がたくさんあるんですが、
例年ならその時期に適合するはずの品種を植えたはずなのに、
このところの干ばつと異常なまでの高温によって、
今年はきっとその品種がマッチしなくなってしまったようですね。
ここ最近ほんとうに実感する地球環境の変化。
この変化にあわせて私たち野菜の生産者も
伝統的な技術や知識にくわえて、
新しい発想や試みをじょうずに取り入れて、
消費者さんが満足のいく野菜をつくるために
創意工夫をつねにくりかえしていかないといけませんね。