種が発芽しない!とお困りなら・・・
「芽が出ない」なら芽(根)を出してから種を蒔く!
種を畑に直播きすると、
その後の水やりってけっこう大変だとおもいませんか?
土がカラカラになってはトーゼン発芽なんかしませんから、
朝・昼・晩と必死になって水やりをするんですが、
このこまめにする水やりってのがホントウに面倒。
ましてやそこそこの大きさの畑だと、
水やりするのにけっこうな量の水が必要だったりもしますからね。
しかもそんなに苦労して水やりしても、
まったく発芽しないとなるとテンションがた落ちで、
もうやる気もすっかり失せてしまうってもんです。
そんなときわが農園では、
上の画像のような「芽出し」という作業を取り入れています。
タネを半日くらい水に浸け、
湿らせた布(手ぬぐいやサラシなどのきめの細かいもの)に包んで
ビニール袋やタッパーなどに入れて保管します。
数日してタネの先が少し割れて、
白く根が見えてきたら畑に播く・・・
これが「芽出し」の基本的なやり方です。
※「白い根が見えてきたら畑に播く」ので、
厳密には「根だし」になるんじゃないか?と思ってはいるんですが、
まあ、そこはあまり深く追及しないようにしときましょう。
ちなみに湿らせた布は「きめの細かいものがいい」というのは、
目が粗いと根がひっかかって播きづらくなるからです。
春先のまだ寒い時期は、
ビニール袋を冷蔵庫のうえなどのいつも暖かいところに置いたりして、
発芽適温を保たせながら保管するといいでしょうし、
また逆に暑さが厳しくすぐに土壌がカラカラになってしまって、
必死になって水やりしなければならない真夏に種を播く野菜などには、
畑での水やりの手間が省けて効率よく発芽させることができます。
実際わが農園では、
畑に「芽出し」した種を蒔いてそのとき水やりしたら、
あとは刈った草をかぶせてほったらしです。
かなりの高確率で発芽してくれるのでとっても楽チンですよ。
もし「芽が出ない」とお困りならば、
一度この「芽出し」
試験的にためしてみてはいかがでしょうか。