自然栽培deわくわく家庭菜園!

体質改善の為の食生活改善法と自然農での野菜作りをおすすめする自然栽培専門ブログ

キノコ栽培の廃菌床!わが農園での使い方

畑にさまざまな菌やバクテリアを増やす源

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わが農園では、

畑の土壌回復と栄養分の供給、

そして地元資源の有効利用のために

キノコ栽培の時に出る廃菌床を

畑にそのまま投入しています。

 

 

 

 

「廃菌床」というのは、

菌床栽培(きんしょうさいばい)という

菌床(オガクズなどに栄養源を混ぜた人工の培地)をつかって

キノコを栽培する方法でキノコをつくったあとに

廃材として残ってしまう菌床のことをいいます。

 

廃菌床は最終的には廃棄処分されるものなんですが、

キノコ栽培業者さんにとってはその量の多さから

捨てる場所にこまるもののひとつになっています。

 

基本的には最終的にゴミ扱いされるそんな菌床ですが、

畑にそれをそのまま投入すると

土壌回復と植物への栄養分の供給

が期待できる資材であるといわれていて、

わが農園の近隣でも多くの農家さんがこれを有効利用しています。

 

 

 

 

こういう有効利用資材にかんしては、

農家さんによっていろんな考えかたがあって、

「あんなもんはダメだ」

という人もいたり、

「やっぱり鶏糞じゃなきゃだめだ」とか

「牛糞じゃないと土に力がでない」

「エン麦まいて緑肥にするだけでいいんじゃい」

など、

いろんな意見がでるものなんですが、

そのどれもが正論ではあるので、

なにがいいのかはその農家さんのこだわりひとつということになっています。

 

 

 

 

野菜の農法ってほんとうにたくさんあるんです。

自然農法・EM農法・有機農法・万田酵素などなど

どれもそれぞれの理論のもとおこなわれている農法で、

そのどれもがすべて正論だとおもいます。

 

なので

何が一番いいということはありませんし、

何がダメだということもありません。

 

ただ私は、

廃菌床をつかうことで、

捨てるのに困っているキノコ栽培業者さんも喜び、

格安で良質な資材が手に入る農家も喜び、

土壌がよくなっておいしい野菜ができあがり、

地元資源の再利用に貢献できる

・・・という、

みんなが喜ぶサイクルに参加できていることに

つよい満足感をもっています。

 

「もったいない精神」じゃないですけど、

つかえるものはつかいましょうという

自分に根付いた考え方に合った

とても魅力的な資材だとおもっているので、

この資材をいつも使わせていただいています。

 

 

 

 

そんな良質な資材をつかった畑で、

今年もおいしい野菜がたくさんできるように

がんばります。

 

 

 

 

※廃菌床は、

一般的には堆肥化されたり、

燃料として使われたりしていますが、

そのまま土壌に投入することで

さまざまな菌やバクテリアを増やす源となるといわれています。

 

土壌回復と植物への栄養分の供給ができ、

土壌中で分解させることで、

化学肥料を与えることなく野菜の栽培を行えるとされています。