かぼちゃ まるごと1個の保存方法
丸ごと一個の南瓜は長期保存ができる!
かぼちゃの場合、
収穫してから2~3週間、丸ごと一個のままの状態で保存すると、
かぼちゃに含まれているデンプンが糖質に変わり、
甘みが増して栄養価もあがります。
そう、
「とれたてが新鮮でおいしい」という葉物野菜などとはちがって、
追熟させていただくのがおいしい野菜のひとつなんです。
しかも、
伯爵(はくしゃく)かぼちゃなどは、
さらに何か月も長期保存できるということで、
甘くてホクホクなうえに冬の貴重な保存食にもなると、
たいへん人気なのです。
そんなとてもありがたい存在のかぼちゃは、
上手に長期保存をして追熟させていただくのが、
おいしい食べ方のポイントとなります。
でも、
やみくもに保存すればいいってわけではないので、
今回は追熟中の注意点をご紹介しますね。
【まるごと保存の注意点】
①保管場所
風通しのいい涼しい場所で保存すること。
②ヘタが腐敗したら
保存場所の湿気の度合などによっては、
ヘタの一部分に白いカビのようなものがついて腐敗することがあります。↓
収穫したての新鮮なかぼちゃによくある症状で、
ヘタの部分に残っている水分がそうなる原因なのですが、
そのようなときは、
痛んだ部分を削り取って切り口の水分をふき取り、
しっかりと乾燥させながら保存を続けていけば大丈夫です。
③かぼちゃの本体が腐敗したら
ヘタと接している部分やかぼちゃの本体が腐敗してきた場合は、
腐敗がどんどん進行してしまいますので、
追熟行程はやめて食べる行程に切り替えましょう。
一度切ってしまったかぼちゃは、
追熟行程と同じ保存方法ではトーゼン腐敗が進行していまいますので、
食べる行程に切り替えた場合、
保存できる期間は1週間ぐらいといわれていますが、
種・わたを取り除いてラップをして冷蔵庫で保存しましょう。
かぼちゃを上手に保存させるには、
保管に適した場所の確保と、ヘタの腐敗チェックが重要です。